ユキオノート

日々の観察と雑記

苦しめるベランダ

以前住んでいたアパートには広い庭が付いていた。 広さは6畳ほど。
庭は舗装されておらず、そのまんま土。 夏は雑草との戦いになるからと他のお客さんは避けていた物件だった。


では何故俺がその部屋を契約したかというと、 どうしても大きなベランダが必要だったからだ。
メインは2つ。スタッドレスタイヤと釣り具を入れた物置。 これが置けない物件には住めなかったのだ。
当時の職場が雪道だったし、 釣りにハマッていたのでどちらもマストアイテムで手放せなかった 。


なので物置とタイヤを置いてもありあまるほどの広い庭が魅力的に見えた。雑草?駆逐してやんよ。かかってこいや。 イキって契約した。当時は冬。


数ヶ月後、引っ越しのダンボールがまだ積んである5月の暖かい季節になって懸念されていた問題が発生した。


抜いても抜いても雑草が消えねえ!!止まらねえ!!


草ならまだしもこれはもう木だよね?って奴も生えてきて週1の処理じゃとても追いつかない。
諦めて放置したがベランダに「小さな森」ができて近隣住人からの白い目と圧により結局は除草した 。この森を処理するのは本当に苦労した。泥と汗で何してるんか分からなくなった程だ。
雑草がもりもりだから虫もやってくるし湿気がすごくて押し入れのジャケットがカビたりして本当に泣いた。


この部屋には二年も経たずに退去し、 ミニマリスト本で影響を受けタイヤと物置も処分した。
過度な物を所有すると部屋選びにまで苦労するというのがこの話だ 。


シンプルに生きたいね。

 

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